リハスタ活用のポイント
5回に分けて、菅原店長による[リハスタ使用のコツ]を伝授いたします。
是非、ご覧ください。
第1回「大音量に気をつけろ!」
第1回は・・・
「大音量に気をつけろ!」です。
バンド練習で、よくよく気をつけたいのが全体の音量です。
特にドラムが力まかせに叩いてしまうと、
皆がそれに合わせてどんどんボリュームを上げていき、
その結果、全体の音量が飽和してしまい、
誰も自分の音が聴こえないという状況になりがちです。
ですので、空間に合わせたドラムの音量を基準に、
皆が自分の音を聴き取れるくらいの音量が最適です。
大きい音はミスを誤摩化せてしまい、
練習の効率も悪くなりがちです。
なるべく曲の質をあげるためにも
大音量には気をつけましょう。
第2回「スピーカー類の注意点」
第2回は・・・
「スピーカー類の注意点」です。
これはスタジオ全体的な鉄則ですが、
ミキサーやギターアンプのボリュームが上がったまま
シールド(ケーブル)を抜き差ししてはいけません。
ボリュームがあがったままでシールドを抜き差しすると、
アンプから「ボンッ!」と大きな音がでます。
これはスピーカーの故障や老朽化の原因ともなる、
アンプにとって絶対に良くない行為。
シールドを抜き差しする時は
必ずボリュームをゼロ!にしてから
(電源をoffにしてから)にしましょう。
機材は皆が使いますので丁寧に扱いましょう。
(これは当店に限らずスタジオの最低限のマナーでもあります)
第3回「ハウリングについて」
第3回は・・・
「ハウリングについて」です。
ハウリングについて質問を受けることがありますが、
ハウリングはマイクで拾った音がアンプで増幅され、
それをまたマイクが拾いさらに増幅される…といった現象です。
ですから、単純にスピーカーの音を拾わない方向、
逆の方向にマイクを向ければ止まるのはそのせいです。
それと余分な音をマイクが拾いすぎているせいでもありますので、
「ボー」っと低い音でハウリングするようなら
EQで低音部を下げる↓。
「キーン」と高い音でハウリングしていたら
EQで高音部を下げればおさまります。
だいたいは音量自体が大きいことが原因ですので、
バンドで合わせる場合など、
皆の音が聴こえるくらいの
適正な音量に気をつけることが大事です。
第4回「ミキサーについて」
第4回は・・・
「ミキサーについて」です。
さて、ミキサーの各役割を簡単にご説明します。
「INPUT」→マイクの入力
「GAIN」→マイク入力レベルの増幅
「AUX」→エフェクトなど外部入力の調整
「EQ」→各帯域の増減
「PAN」→左右のスピーカーから出る音のバランス
「MUTE」→指定したチャンネルの音を消す
「SOLO」→指定したチャンネルの音だけ出す
「VOLUME」→各チャンネルの音量
次にミキサーの使い方、音を出す手順です。
①各フェーダー、ゼロまで下げる↓
②電源 ON
③マイクケーブルをINPUTに差す
④ マスターフェーダーを0dBまで上げる↑(一番右の赤いフェーダー)
⑤マイクに向かって「ヘイヘイ〜」とか言いながらピークランプを確認しながらGAINを上げる↑
(赤ランプがつく手前くらい)
(ハウリングにもご注意下さい)
⑥使用するチャンネルフェーダー(白)を上げて↑ スピーカーから音を出す
ミキサー等で使い方のわからないものがありましたら、
お気軽にスタッフにお聞き下さい。
第5回「ギターアンプの使い方」
第5回は・・・
「ギターアンプの使い方」です。
まずは『真空管アンプ』
当スタジオではマーシャル(黒と金色のギターアンプ)、
PEAVEY(真っ黒のギターアンプ)、
ベースアンプ全般が真空管アンプにあたります。
真空管アンプは音がでるまでに2〜3分かかります。
以下、その手順になります。
①電源をコンセントにつなぐ
②上のヘッドアンプと下のスピーカーがケーブルでつながっているか確認
③ボリュームなどのツマミがすべてゼロになっているか確認する
④POWERをオンにする
この時(STANBYはオフ)←ここ大事
⑤2~3分ほど待つ
⑥シールドを差す
⑦STANDBYをオンにする
⑧ボリュームを上げて音を出す
POWERをオンにしてから少し待つのは
真空管を暖めるためです。
ポイントはSTANBYスイッチです。
電源を落とすときには先ほどの手順を逆から行います。
(すなわちSTANBYオフにしてからPOWERオフ)